「 先斗町 ランチ&ディナー 」
京情緒あふれる狭い道の両側にお店が軒を連ねているのが, 「 先斗町 」。

京都好きなら一度は歩いたことがあるんじゃないでしょうか。
今回は先斗町でおすすめのランチ&ディナーの人気店をピックアップしました。


- 京都大好き人間
- 京都・大阪で観光関係の仕事
- 現在は家族の理由で大阪在住
- 一児の父さん
先斗町 ランチ&ディナー Map
- 和食・京料理は青マーク
- フレンチは緑マーク
- 肉料理は赤マーク
- その他の料理は紫マーク
京料理・和食
先斗町 ふじ田


接待や祝いごとにも幅広く利用できる完全個室も予約可能。
中央市場で毎朝仕入れる鮮魚をはじめ, 厳選食材を使った料理が自慢。


真昆布と2種類の利尻昆布を使用し, 60℃の温度で2時間かけて旨味を抽出。 鰹を瞬時に引き上げることで透明感のある旨味に。
クリアな出汁は素材の持ち味を高めます。
画像はイメージです。
京風おばんざい 京町


旅館を営んでいた築100年余りの京町家でおばんざいをいただけます。


5月から9月は, 川床も楽しめます。


季節の味を堪能できる一皿ひと皿は上品な味わい。
画像はイメージです。
フランス料理
先斗町 禊川 ( みそぎがわ )


京都らしい街並みが両側に続く先斗町にあるのが, 「 先斗町 禊川 」。
注意してみていないと通り過ぎてしまうくらい先斗町の街並みに溶け込んでいます。


5月から9月は, 川床も楽しめます。


料亭で京料理をいただくように和食器に美しく盛られたフランス料理を箸で楽しむのが禊川流。
画像はイメージです。
京フレンチきしもと


フレンチ一筋20年余のシェフが繰りなす料理は, 幅広い年代の方に愛される京風フレンチ。


5月から9月は, 川床も楽しめます。


フレンチの技術をベースに, 地元京都の食材や調味料を駆使したあっさりと食べやすいフレンチが自慢。
画像はイメージです。
肉料理
京焼肉 新 ( しん ) 先斗町店


洗練されたムードで上質な焼肉を堪能できるのが, 「 京焼肉 新 先斗町店 」。


5月から9月は, 川床も楽しめます。


契約畜産農家から一頭買いする信頼の近江牛や厳選した黒毛和牛を使用。
画像はイメージです。
京都牛懐石 稲吉


店内は美しい木目の楢の床が落ち着いた雰囲気で, 2階は全て個室。
古き良き京都の芸術・文化を随所に感じることができます。


5月から9月は, 川床も楽しめます。


全国から選び抜かれた最も良い肉質の国産黒毛和牛をメインにした懐石料理がいただけます。
画像はイメージです。
鉄板ダイニング 京四季庵


京風情溢れる先斗町に佇む落ち着いた大人の隠れ家が, 「 鉄板ダイニング 京四季庵 」。
カウンター席とテーブル席があるから, 一人でも気軽に利用できるのも有難いところ。


食材はあえて産地を限定せず, その時一番美味しい産地の物を最高の形で提供。
落ち着いた雰囲気の中で, 四季折々の素材を本格鉄板料理で味わえます。
画像はイメージです。
その他の料理
先斗町 藤わら


京都の先斗町で白木を基調とした落ち着いた空間の中, 赤酢の江戸前鮨を堪能できます。


こだわりの京都のお米と全国各地の選び抜かれた旬の鮮魚を楽しめます。
画像はイメージです。
先斗町串よし


先斗町に佇む大人の隠れ家で黒と赤を基調としたモダンな空間の中, こだわりの串揚げを堪能。


油の切れが良い細かいパン粉を使用し, 四季の食材を高温で揚げたこだわりの串揚げはサクッとした食感。
画像はイメージです。
料理屋うしのほね本店


先斗町に佇む一軒家が, 「 料理屋うしのほね本店 」。
1階席には落ち着いた雰囲気のお座敷, 2階席には鴨川を眺めながらのテーブル席。


5月から9月は, 川床も楽しめます。


うしのほねシチューは, 創業より受け継がれた伝統の味。
画像はイメージです。
先斗町とは


先斗町( ぽんとちょう )という実在の町名があるわけではなく, 先斗町通沿いのことか, 花街としての先斗町のことをさします。
先斗町は京都 五花街のひとつだから, お茶屋さんが何軒もあります。
京都 五花街 : 先斗町, 祇園甲部, 祇園東, 宮川町, 上七軒の五つ。


鴨川と木屋町通の間にあって, 龍馬通 ( 三条通の1本南の通り ) から四条通までの南北約500メートルが「 先斗町通 」。
先斗町の由来


諸説あります。
- 東が鴨川 ( 皮 ) , 西が高瀬川 ( 皮 ) と, 2つの川 ( 皮 ) に挟まれていることから, 鼓 ( つづみ ) に例えられ, 叩くと 「 ぽん 」 と音が鳴ることから。
- カルタ賭博などで, 真っ先に金を賭けるの意味から。
- 後と先に分けず, 先だけに賭けるという意味から。
以前は, ポルトガル語のポントからきているっていう説があったけど, 最近の広辞苑では削られました。
ポントが削られた理由をさらに詳しく
10年ぶりに改訂された広辞苑で, 先斗町( ぽんとちょう, 京都市中京区 )の語源とされるポルトガル語由来の 「 ポント 」 の説明が変更された。 編さん者だった国語学者, 新村出 ( しんむらいずる ) の説が一部削除され, 京都地名研究会の会員が2015年に著書で主張した新説の内容が追加された。
発行元の岩波書店によると, ポントの項目が大幅改訂されるのは1955年の初版以来初めてという。
京都帝国大教授だった新村は大正14年に京都日出新聞に掲載した 「 ぽんと町称呼考 」 で, 「 先 」 を意味するポルトガル語の 「 ポンタ 」 が変化し, 鴨川に付き出した州崎地である先斗町の地名になったとした。
こうした新村の考えを反映し, 広辞苑の 「 ポント 」 では「(1)州崎の意。 ( -町 )」としてきた。
今回の改訂でこの部分が削られた。 (2)として続く 「 カルタ賭博などで, 真っ先に金を賭ける意か 」 との説明は残り, 新たに 「 また, 後と先に分けず先だけに賭ける意とも 」 という文が加わった。
追加内容は, 元銀行員で京都地名研究会会員の杉本重雄さん(67)= 大阪府千早赤阪村 = が自費出版した 「 先斗町地名考 」 で打ち出した。
杉本さんは江戸期の文献で 「 ポントに張る ( 賭ける ) 」 という用例を複数確認し, 遊興地でカルタ賭博が盛んだったとみられる先斗町を指す言葉として定着したと推察。
さらに, ポントはカルタ賭博で 「 先ばかり(に賭ける)」 を意味するようになり, 鴨川の岸の 「 先ばかり 」 に軒が連なる立地に合わせ, 「 先 」 と 「 ばかり ( 斗 ) 」 の漢字が当てられたと唱えた。
京都新聞 2018年1月24日
先斗町の歴史


江戸時代初期に, 鴨川の護岸工事で埋め立てられた場所が先斗町の始まり。
始めは, 伏見と京都を行き来する高瀬舟目当てで営業していたけど, 安政6年 ( 1859 ) 認可を得て, 花街として歩み始めました。
路地 & 辻子 ( ずし )


路地


辻子 ( ずし )
先斗町と木屋町の間には京都らしい細い道がたくさん通っています。
- 隣の通りまで行けない小道で突き当りが袋小路になっているのが, 「 路地 ( ろーじ ) 」。
- 路地のように先が袋小路ではなくて隣の通りまで行けるのが, 「 辻子 ( ずし ) 」。
先斗町は西隣の木屋町と30m位しか離れておらず, 2つの通りを繋ぐ京都らしい細い道がたくさんあります。
この路地と辻子を歩いてみるのも, 京都らしい体験。



ドキドキ, ワクワク, なんか探検しているような雰囲気を味わえます (^^)
先斗町 アクセス
【先斗町の南端へは】
阪急「 京都河原町駅 」1A出口から徒歩約30秒。 京阪「 祇園四条駅 」4番出口から徒歩約1分
【先斗町の北端へは】
京阪「 三条駅 」6番出口から徒歩約3分。
近くの宿泊施設
近くの観光スポット
木屋町通
先斗町通の西側にあって, 30m位しか離れておらず, 2つの通りを繋ぐ京都らしい細い道がたくさんあります。
木屋町通周辺は, 幕末関係の史跡がいっぱい。 三条木屋町周辺だけでも, 佐久間象山 ・ 大村益次郎遭難の地, 池田屋跡 ( 池田屋事件 ) , 坂本竜馬の寓居跡 などがあります。
三条大橋
日本で最初に架けられた石柱の橋が, 三条大橋。新選組がその名を挙げた池田屋事件の時についた乱闘の刀傷も残っています。
歌川広重の東海道五拾三次の京師三条大橋は, 大変有名だけど, 歌川広重は実際には京都へ行っていないのではないか? と疑う説もあり。
瑞泉寺 豊臣秀次の墓 悪人イメージは作り話 ? !
三条木屋町の交差点から南へすぐのところにあるのが, 豊臣秀次のお墓がある「 瑞泉寺 」。 悪人のイメージが定着している豊臣秀次だけど, 本当は, ちょっと違うかも。
先斗町 ランチ&ディナー まとめ


祇園の真ん中を通る花見小路通と並んで, 京都らしい雰囲気を感じることができるのが, 先斗町。
狭い道の両側に料理店やお茶屋さんが軒を連ねています。



本物の舞妓さんも良く見かけます (^^)
せっかく京都にきたのなら京情緒を満喫できる先斗町でランチ&ディナーをしてみてはどうでしょう。
先斗町でも道の東側にあるお店の中には, 毎年5月~9月に川床 ( 鴨川納涼床 ) を出すお店もあります。



京都の夏の風物詩。
画像情報提供 : 一休レストラン