「 京都 鍋料理 」
まだまだ京都でも寒い日が続く今日この頃。
冬の料理といえば, やっぱり暖かい鍋料理。
今回は, 京都で食べるほっこり温まる鍋料理のお店をピックアップしました。
ふぐ
やっぱり鍋の王様といえば, 関西では「 ふぐ 」。

関西では「 ふぐ鍋 」とは言わず, 『 てっちり 』と言います。
その昔, ふぐは「 鉄砲 ( てっぽう ) 」という隠語で呼ばれていました。
なぜかというと, 「 ふぐの毒に当たると死ぬ 」=「 鉄砲の弾に当たると死ぬ 」という二つの意味の掛け合わせ。
そして, 白身魚の切り身を熱い鍋に入れると, 身が “ちりちり” と縮んでいく様子から名付けられた「 ちり鍋 」と合わさって, 『 てっちり 』と呼ばれるようになりました。



同じように「 ふぐ刺し 」のことは, 鉄砲と刺身が合体して, 『てっさ』となりました (^^)
末廣


末廣は昭和24年創業の老舗のふぐ屋です。
木屋町通にあるお店からは鴨川や東山連峰も望めるロケーション。



一人でも楽しめるカウンター席, 個室としても使える座敷もあり。


そして, もう一つのこだわりが, 「ポン酢」。手絞りした原料のだいだいを半年寝かせることで角の取れた丸みのある味わいにしています。


てっさをはじめ, 焼きふぐ, 鍋, からあげと様々な調理法でふぐを楽しめます。
由兵衛


昭和10年の創業以来, 地元に愛されてきた由兵衛。
京情緒溢れる店内にあるのが創業以来からの檜一枚板のカウンター。
2階には数寄屋造りで茶室風の個室もあります。
少人数から~25名の大人数まで可能。


市場から厳選した天然のふぐをコースメニューからてっさや唐揚げなどの単品メニュー, ひれ酒で楽しむことができます。
鶏
鍋料理で欠かせない具材のひとつが, 「鶏」。
京都にも美味しい「 水だき 」を食べられるお店があります。
京の鳥どころ 八起庵 京都本店


昭和45年(1970年)創業の鳥料理専門店。
京都・八瀬大原と滋賀・安曇川の直営農場で育てた脂がのった鳥とこだわりの卵を使用。


京都八瀬大原・近江安雲川の養鶏場では, 独自の配合飼料を使い, 平飼いによるゆったりとした鶏舎の中で飼育管理。
スープ, お造り, 蒸し鳥, 焼物, 揚げ物, デザートまで全てに鳥本来の美味しさを味わえるようになるべく手を加えず, 風味を活かす鳥料理。
ぎをん縄手 とり安


先代から受け継いだ自慢の「水だき」。
特選の丹波地鶏と東山の名水を使用したこだわりの味です。


とり安の「水だき」は白い鶏がらスープ。



いかに美味しそう (^^)
丁寧に下ごしらえをした鶏がらと, とり安の敷地内の井戸から湧き出る京都東山の名水を使い丸一日かけて作っています。
見た目よりあっさり。それでいて濃厚な旨味とコクが絶品スープ。
京・鴨料理はじめ


京都のブランド鴨を使用したバラエティ豊かな鴨料理を味わえるのが, 「 京・鴨料理はじめ 」。
最高級といわれる京都のブランド鴨を使用した鴨料理の数々。
こだわりの鴨鍋は鴨ガラをじっくりと煮込んだコクとうまみが詰まった絶品のスープです。


鴨鍋は濃い旨みが特徴で, 鉄分豊富な鴨肉は女性には特におすすめ。
鴨鍋のほかスモーク・たたき・天ぷらなどバラエティ豊かな鴨料理が楽しめます。
すき焼き/しゃぶしゃぶ
牛肉を使った鍋といえば, すき焼きとしゃぶしゃぶ。
せっかく京都で味わうのなら, 京都らしい雰囲気のお店で味わってみてはいかが。
三嶋亭


京都ですき焼きといえば, 「 三嶋亭 」。初代が長崎で学んだ牛鍋を携え明治6年に創業。
明治の文明開化華やかなりし頃からの140余年にわたる伝統を守るすき焼の老舗です。


厳しく目利きして選んだ全国の黒毛和牛を使用。
最高級の黒毛和牛を, 三嶋亭独自の調理方法と秘伝の割下で楽しむことができます。


数寄屋造りや行灯がタイムトリップしたかのような店内で, 四季折々の表情を見せる坪庭や欄干・天井・格子など, そのほとんどが明治の創業当時のまま。
十二段家 本店


京都らしい祇園 花見小路を少しわきに入ったところにあるのが, 「 十二段家 本店 」。
ユニークな店名は, 初代店主の歌舞伎好きが高じて名付けられたもの。


厳選した黒毛和牛のサーロインを炭火で加熱する古い銅鍋を使った創業以来のスタイルを継承。
日本のしゃぶしゃぶ発祥の店といわれています。
自家製の胡麻ダレでいただきます。


築約150年という店内は, お茶屋さんを改装したシックな造り。純和風の落ち着いた空間です。
その他の鍋料理
わらじや


京阪七条駅からもすぐ, 七条通に面しているのが, 「 わらじや 」。
国産うなぎを使った雑炊「うぞふすい」が名物のうなぎ料理専門店です。



1624年創業の老舗です。


暖簾をくぐって中庭を眺めながらお店に入ると, 外の喧騒が嘘のような落ち着いた空気が漂います。


「うぞふすい」は, 輪切りのうなぎや九条ネギなどが入った吸い物風の鍋 “うなべ” のスープにご飯や餅, 野菜, 卵, 白焼きのうなぎを入れた雑炊。
香ばしいうなぎの旨味と濃い目の出汁が効いたスープは, 不思議とあっさりとした優しい味わいを堪能できます。
すっぽん料理 円亭


すっぽん料理と聞くと高級というイメージだけど円亭ではリーズナブルにいただけます。
まる鍋や造りやなど, 一度食べたら忘れられないすっぽんの美味しさに驚愕するかも ? !


琥珀色の深みのある出汁が染みた「まる鍋」は, まろやかで上品な味。
必須アミノ酸やビタミン・ミネラルを豊富に含むため強精作用があり, 疲労回復を早め美肌効果があるともいわれています。



〆は澄んだスープの絶品ラーメン ! !
柚子屋旅館・一心居


八坂神社の西門のすぐわきに隠れるように佇む「柚子屋旅館・一心居」で味わえるのは, 『 柚子鍋 』。


四季折々の食材と柚子を贅沢に使用したお鍋。
柚子鍋の〆には, 香り高い柚子雑炊をいただけます。



私も柚子雑炊を食べたことがあるけど, めっちゃ美味しいです。
「柚子屋旅館」の一階にあるごはん処「一心居」で柚子鍋をいただきます。
格子戸をあけて旅館の中に入ると, すぐ右側におくどさんがお出迎え。
京料理 西陣 齊 阿うん


応仁の乱の激戦地の程近く, 西陣にあるのが, 「 京料理 西陣 齊 阿うん 」。


鶏・豚・あんこう・しゃぶしゃぶ・寄せ鍋などいくつもの鍋料理や京会席料理も楽しめます。
高級感溢れる和の空間で美味しい鍋料理をいただけます。



全て完全個室でゆっくり食事ができるのも嬉しいところ。
京都 鍋料理 まとめ
京懐石料理や京会席料理だけじゃなくて, 鍋料理でも美味しいお店が京都にはあります。
冬の寒い時期は観光客もグッと少なくなるから落ち着いてゆったり京都観光が可能。
そして, 京都観光の後は美味しい鍋料理でホッコリぽかぽかと温まるのが冬の楽しみ (^^)
画像情報提供 : 一休レストラン